米田富翁記念碑
米田富翁記念碑
13回忌の2000年5月4日、五條市五條の旧宅西側に建立
生涯を差別との闘いと部落解放運動に捧げた故・米田富さんを顕彰し、その闘いの遺志を受け継ぐために「米田富翁記念碑」を米田富さんが生まれ育った五條市に建立。記念碑は、高さ3m、幅2.5mの天然石で、「運動は自己変革から始まるもんや、だから、自己にきびしく、運動には誠実にと、わたしは、闘い続けてきた」と生前に米田さんがよく口にした文言が刻まれている。制作監修は、作家の土方鐡さんと彫刻家の金城実さん。
米田富(1901年2月3日~1988年5月4日)
■1901年 | 旧五条町大島に生れる。 |
■1922年 | 全国水平社創立に参画。本部執行委員として全国各地の水平社結成に尽力。 |
■1949年 | 「六日会」を組織し、戦後部落解放運動を出発させる。 |
■1958年 | 部落解放同盟奈良県連合会再建を指導。初代委員長に就任。以降、1982年まで委員長として活躍。 |
■1960年 | 内閣同和対策審議会委員に就任し、1965年同和対策審議会答申策定に尽力。 |
■1965年 | 部落解放同盟第20回全国大会で中央統制委員長に就任。 |
■1982年 | 部落解放同盟中央本部顧問並びに奈良県連常任顧問となる。 |
■1988年 | 87才の生涯を閉じる。 |